端午の節句「菖蒲」と「花菖蒲」

端午の節句「菖蒲」と「花菖蒲」

「菖蒲(ショウブ)」と「花菖蒲(ハナショウブ)違いをご存知でしょうか。


端午の節句の「菖蒲湯」は、「菖蒲の葉」。

端午の節句「菖蒲」と「花菖蒲」


邪気を払う薬草と考えられ古くから長寿や健康を願って用いられてきました。

端午の節句「菖蒲」と「花菖蒲」

見事な花を咲かせる花菖蒲は、各地で栽培されるようになり、「菖蒲=花菖蒲」 というイメージが
強くなったのかもしれません。
サトイモ科の「菖蒲」と、アヤメ科の「花菖蒲」 は、まったく別物の花。葉の形が似ていることから同じような名前になったようですね。

菖蒲湯の楽しみ方

1. 菖蒲を粗くきざみ、袋の中に入れます。
2. 袋を洗面器などに入れ、熱湯を注ぎ10分ほど香り成分を抽出します。
3. 浴槽に張ったお湯に、香りを抽出したお湯と袋を入れます。 入浴の際、袋をもむとより香りが立ちます。

菖蒲湯は、独特の香りがあり、心身ともにリラックスできます。血行促進・肩こり・腰痛予防・冷え性・筋肉痛・リウマチにも効果があるそうです。

花菖蒲の楽しみ方

花菖蒲は、紫色が高貴なイメージで、とても花持ちが良く、長く楽しんでいただけます。
1つの花に2から3個の蕾があり、順番に開きます。1つ目の花がしぼんだら、その花びらを摘んでください。すると栄養が行き渡り次の花が綺麗に花開きます。しぼんだ花がない方が新しい花がより美しく見えます。

今年は、菖蒲湯に浸かり、花菖蒲を愛でて端午の節句を過ごしてみてはいかがでしょうか。