千年続く雛祭り、福福しく咲く花桃を

千年続く雛祭り、福福しく咲く花桃を

千年続く雛祭り、福福しく咲く花桃を

3 月3 日は、桃の花が咲く季節でもあることから「桃の節句」と呼ばれています。ぷっくりと咲く桃色の花は、なんとも愛らしい姿。桃には大きく「実桃( ミモモ)」と「花桃( ハナモモ)」の2 系統が存在し、桃の節句には観賞用に改良された花桃が使われます。


雛祭りなどで飾られる桃の花。桃の花には、昔から邪気を払う力があるとされ大切に愛でられていました。桃の花びらや種は漢方薬にも用いられており、昔は、お酒につけて飲む風習もあったそうです。女の子がいる家庭ではもちろんのこと、大人の女性も桃の花を飾って、無病息災を願いながら楽しくお祝いしましょう。


花言葉には、「気立ての良さ」「チャーミング」「私はあなたのとりこ」「天下無敵」などがあります。華やかでかわいらしい桃の花に「天下無敵」??インパクトがありますね。この天下無敵は、昔話の桃太郎が桃を鬼に投げつけ退散させたことが由来だそうです。「木」偏に「兆」と書く「桃」は多産を意味するともいわれており、縁起のよい花としても知られています。

千年続く雛祭り、福福しく咲く花桃を


日本総合園芸の「花桃」は、奈良県の西吉野と香川県で栽培していただいてます。桃の花は、蕾が大きくなると触れる度に落ちる性質がありますので、蕾がまだ小さい時に生産者が一人ずつの分量に
束ね、束ねた枝を温室で適切な温度と湿度に保ちながら、お客様のところで一番良い状態で楽しんでいただけるように開花調節しています。栽培している場所や品種、その年の気温や天候によって調節時間や方法は毎年変わってきます。


桃の花と菜の花を一緒に飾るのが定番とされていますが、もう少しお花をプラスして春の切り花セットをご用意しております。花桃、菜の花、ラナンキュラス。春の花は、優しく可愛い花が多いですね。ラナンキュラスは、キンポウゲ科の可憐で魅力的な花でお好きな方も多いのではないでしょうか。切り花をプレゼントしても喜ばれます。


花桃の蕾は、乾燥を嫌いますので、霧吹きしてあげてください。
花が終わってからは、新芽が出てきます。新芽の美しさも楽しんでいただけますように。