
紫陽花 -おまじないのお話-
梅雨の風物詩「紫陽花(あじさい)」は、魔除けの花とも呼ばれている幸運のお守りにもなる花。毒性があり、魔除け効果のある花とされていたことから、6月の6がつく日に水引などで結んだ紫陽花を逆さに吊るしておくことで病を防いだり運を引き寄せるなどの言い伝えがあります。
■玄関又は軒先に吊るす
良いとされる日は、夏至の日(今年は6月21日)。
紫陽花を半紙で包み紅白か金銀の水引で結んだものを逆さに吊るすと一年間無病息災、お金に困らないといわれています。
■トイレに吊るす
良いとされる日は、6月の6のつく日(6日、16日、26日)。
半紙に名前と生年月日を書き紫陽花を包みます。
紅白の水引きで結び、トイレに逆さに吊るすと「女性なら婦人系の病気にかからない」といわれています。また「将来、下の世話にならない」という言い伝えもあるそうです。
準備をしてみましょう。
・紫陽花 1輪
・半紙 1枚
・水引き 紅白1本
半紙で紫陽花を包み、水引を結びます。下を向けて吊るします。花を下向きに吊るすことで、邪気が入り込まないようにします。

生花の紫陽花が準備できない場合は、もともと生花であるドライフラワーやプリザーブドフラワーでも良いとされています。
※水引はのし袋のものを使っても良いでしょう。
※地域により、いろいろ所説があります。
紫陽花は玄関に鉢植えを置いて飾るのも◎
「玄関に植えると商売繁盛や金運を高める」ともいわれています。また、風水的にも玄関に飾ることで運気を高める効果が期待できるそうです。