陽口(ひなたぐち)
皆さま、いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます。
新緑の陽気で、なんだか心がウキウキする季節。本日は、最近私が出会った素敵な言葉をご紹介します。それは、「陽口(ひなたぐち)」です。実はこの言葉、近年「陰口」の反対語として出来た造語のようです。恥ずかしながら、最近まで知らなかった私にとって、目から鱗。
これは、本人のいないところで褒めたり感謝したりするというもので、直接褒められるよりも人を介した方が本人の喜びが大きいというのです。それは、「ウィンザー効果」といって、第三者を通して聞く情報の方が信頼されることを意味しています。マーケティングなどでも、第三者が口コミ情報を発信することで購買に結び付きやすくなる効果が実際に認められています。
他の人が褒められることで劣等感や敵意を持ったり、どうしても本人のいないところで悪口を言ったり、短絡的、幼稚な噂話をすることで大盛り上がり…なんてことが、けっこうありがちです。ただ、人間性のバロメーターでもある「陰口」が「陽口」に置き換わることで、褒められる本人・周りの人が幸せな気持ちになるだけでなく、発信した自分自身へも讃嘆と幸せな循環が巡ることだと思います。
小さなコミュニテイに限らず、社会や世界においてもとても重要な要素かもしれません。他を配慮する、敬う気持ちなどプラスの表現に満ち溢れた時間は、平和で穏やかな時間になるものだと感じます。
まずは、目の前の人への「ありがとう」から幸せ時間を始めたいと思います。
そして私たち日本総合園芸は、皆さまのご理解とご厚意によって日常を支えていただいております。
いつも、ありがとうございます。