
切り花が長持ちする水
これからの季節は、気温が高くなり、切り花の水が濁りやすくなりますが、夏場の水換えは、毎日朝晩の交換が理想的です。しかし、水替えの負担は、減らしたいものです。
少しでも負担を減らす『 切り花が長持ちする水 』をご紹介します。
●塩素系漂白剤(ハイター)入れる
500mlに対して2、3 滴が目安。雑菌の繁殖を防ぎ、水替えの手間を減らす効果があります。
※器の材質に注意してください。特に金属や木製の器は、腐食・変色の原因になりますので漂白剤の使用は避けた方がよいでしょう。十分に換気されている場所で使用してください。
●中性洗剤を入れる
500mlに対して2、3 滴が目安。食器用洗剤に含まれる界面活性剤は、切り口から水を吸い上げると圧力を増し、花の水あげ促進にもつながると言われています。同時に、水の雑菌繁殖にも効果的です。
※お持ちの洗剤に成分が含まれているかを確認してからお使いください。
●酢を入れる
60倍程度に希釈した酢水を使う。水に数滴たらす、あるいは茎の切り口を酢に直接30秒~1分程度つけてから、すぐに花瓶にいけるという方法も効果的で殺菌作用があります。
●重曹を入れる
花瓶にひとつまみ程度を入れます。化学物質を使わない「天然の殺菌剤」。ヌメリや嫌な臭いも防いでくれるようです。
※入れすぎると花を傷めるので注意しましょう。
●10 円玉を入れる
10 円玉は、微量の銅イオンが溶けだし、水中の細菌の抑制効果があるといわれています。10円玉1枚から出る銅イオンの量は多くないので数枚入れます。また、銅製の花瓶にも同様の効果があるようです。
●砂糖やサイダーを入れる
花の栄養分を補います。目安としてして500ml に対し小さじ1 杯程度とされます。ただし水が傷みやすくなりますので頻繁な水替えが必要です。
※殺菌作用のある漂白剤などと併用するのがおすすめです。
●切り花用の延命剤・栄養剤・長持ち液を入れる
クリザールなどの切花延命剤には、バクテリアの発生を抑える成分や日持ちを良くする栄養剤などが含まれており効果的です。
簡単にできる『 切り花が長持ちする水 』をぜひ、お試しください。
