盂蘭盆会(お盆)うらぼんえ

盂蘭盆会(お盆)うらぼんえ

お盆とお彼岸のちがいとは・・・?

盂蘭盆会(お盆)と彼岸会(お彼岸)は大きく違うところがあります。
彼岸会では先祖の霊魂を彼岸に至らせようという思いが強いのに対し、
盂蘭盆会では家に帰ってきた先祖の霊魂をもてなす意味合いが濃くなっている点です。

年に一度、ご先祖様が里帰りされるお盆。
門口で迎え火を焚き、先祖霊が迷わぬように盆提灯を灯して迎え、
お仏壇や精霊棚を綺麗に整え、花や果物、食物をお供えし、
菩提寺のお寺様にお経をあげていただきます。

胡瓜の馬と茄子の牛

お盆には亡くなった人が足の速いキュウリの馬に乗ってやって来て、
帰りにはゆっくりと景色を眺めながらナスの牛に乗って帰っていくと言われています。
地域によっては、行きも帰りもキュウリの馬に乗り、
ナスの牛には旅の荷物を載せて運ぶとも言われています。

これがなぜキュウリやナスなのか?その理由ははっきりしません。
おそらく夏の時期に多く採れる野菜のため手に入りやすく、
またどこでも収穫できる野菜であったことから、
広く全国的にキュウリとナスが使われているものと考えられています。

盂蘭盆会(お盆)うらぼんえ