職人の手から手へと受け継がれてきた、高度な塗装加工

楽器の町「浜松」。
天然木に職人技術を要する高度なピアノの塗装技術「鏡面仕上げ」を施して製造した一輪挿しです。その技術は創業してから60年間という長い年月をかけて、職人の手から手へと受け継がれてきました。
ピアノ産業から生まれたこの塗装技術は、スーパーブランドの什器やハイエンドスピーカーのキャビネットなどに応用し生かされるようになりました。木工塗装を知り尽くした職人だからこそできる、高級感のある塗装。
その優雅で美しい球体と伝統色で、日々の生活に彩りを加えてみませんか。

職人が一つ一つ、ハンドメイドで製作

「きゅうと」は、ピアノの塗装技術のうち、”ポリエステル吹付け”と”バフ磨き”の技術を活かして、丁寧に仕上げた木製花器です。
そのピアノ鏡面仕上げは、表面加工のひとつで塗装面の乱反射を鏡面反射にする技術です。材料の特性・気温・湿度などを考慮して、塗膜厚を調整しながら樹脂を吹き付けます。 乾燥後に塗膜厚や硬さを見極めながらサンドペーパーの目の粗さを段階的に変えて研ぎあげ、さらにバフで磨くことで、入射角と反射角が平行な鏡面反射になります。すると光が均一に反射するため鏡のような光沢が生まれます。

製品によっても変動はありますが、およそ24の工程を経て仕上げる難易度の高い技術です。「塗装→乾燥」を何度も重ねることで、ピアノ塗装特有の深みのある艶が生まれます。

色は「こいあい」「ときわみどり」「てりがき」「こはく」「こだいしゅ」の日本の伝統色５種類をラインナップ。丸くて小さくかわいいことから英語の「きゅうと（キュート）」という意味や、”球”だから「”きゅう”と」でもあり、様々な意味を込めて名前をつけられたそうです。華やかな花も素朴な花も調和する機能美を有しています。

玄関、ダイニングテーブル、デスク周りやキッチンなど、様々な場所でお気軽に楽しむことができます。木のぬくもりをそのままに、その透明感と深みのある光沢感はより上品さを感じさせます。

贈り物としてもオススメの一品

花を生けないときでも部屋のインテリアとして空間をおしゃれに彩ってくれます。「きゅうと」には専用の敷板が用意されています。セットで合わせるとよりに華やかに見えます。
自分へのご褒美にはもちろん、贈り物としても好評です。

静岡県浜松市で木工塗装をひとすじに営む株式会社ピアックスは、1963年に創業した国内でも数少ない鏡面仕上げ・鏡面塗装を主軸においた塗装会社です。精度を要求される楽器産業で長年培った自慢の機械研磨技術は、手研磨には出せない最高品質を求められる様々なシーンに採用されています。