わら細工集団「わらむ」との打ち合わせ

旅の途中

わら細工集団「わらむ」との打ち合わせ

2027年を迎えたばかりだが、私たちはすでに今年の年末用迎春しめ縄の準備で大忙しだ。

わら細工集団「わらむ」と打合せのため年明けすぐに長野県へと旅立ってから今日に至るまで、静かに、しかし確かな手応えとともに時間を重ねてきた。大相撲本場所の土俵や、春日大社のしめ縄を手がける一方で、その価値や文化背景を伝える啓蒙活動にも力を注ぐ彼らの姿はものづくりの本質を思い出させてくれる。

いま、日本国内に流通する約3,000万個のしめ縄のうち実に8割が水草を使用した海外産であるといわれている。

効率や価格が優先される社会の流れのなかで、「本物」を求めるお客様からの注文があとを絶えないようだ。

しめ縄は、歳神様をお迎えするためのもの。
海外産では、ちょっと神様も居心地の悪さを感じてしまうかもしれません。

技術革新は暮らしを便利にしたが、時として優先順位を狂わせる。
伝統文化を脈々と紡いできた日本人にとって本当に次世代に遺すべき価値を見極める時代に立っている―――
私はそう感じる。

わら細工集団「わらむ」との打ち合わせ

旅の途中 長野県飯島町
文 太郎社長(中村太郎)