旅の途中
玉石混交のその先へ。
3月某日。
自然派ワインの保護と啓蒙を目的とした団体が産声を上げた。
その名は「サンビオーズ(Symbiose)」。
フランス語で「共生」を意味する。
健康志向の高まりを背景に、世界的にアルコール消費量は減少傾向にある。
それはワインも例外ではない。
だが、そのような逆風のなかにあっても、自然派ワイン業界は様相を異にしている。
とりわけ日本における伸びは顕著であり、その存在感は年々増している。
しかし、急激な潮流には、必ずと言っていいほど「玉石混交」がつきまとう。
理念を掲げる言葉だけが先行し、本質が置き去りにされる危うさもまた内包している。
変化に伴う多少の摩擦があったとしても、
日本の未来の発展を見据え整えることが求められているのではないだろうか。
生活者を置き去りにした取り組みに、いつの時代も未来はないからだ。

旅の途中 山梨県南アルプス市
文/太郎社長(中村太郎)