峰々が広がる山梨県・八ヶ岳で、　”いいなっ！”

そう思えるドライフラワーを見つけました

緑のカーテンをくぐり抜け、胸を躍らせながら向かった先は、長野県から山梨県へと南北に連なる日本百名山の一つである八ヶ岳。私たちが自信を持ってお届けするドライフラワーは、澄んだ空気と峰々に広がる青草香るお花畑からやってきます。

八ヶ岳周辺は、高山植物の種類も豊富な地域。高山植物は、森林より高い高山帯に生えている植物のことで、温度差・強風・貧弱な土壌など植物の生育には難しい環境下でも、それに適応した様々な特徴を兼ね備えています。寒さ厳しい冬の雪化粧とは異なり、夏の澄んだ空気と水、そして豊富な日照時間は植物たちにとって最適な環境と言えます。同じ花でも環境によってそのよそおいは、大きく違います。発色・花もちなど適切な管理によって栽培された植物は、健康そのもの。

生花の良し悪しが、ドライフラワーの品質に影響します

「何といってもドライフラワーは、乾燥させる前の生花の状態の良し悪しがその後の品質に大きな差が出ます！」そう力強く語るのは、日本総合園芸のドライフラワーを丁寧に制作をしてくれる米須さん。彼女は30年以上、ここ八ヶ岳の地域に惚れ込み、ドライフラワーをこよなく愛するアーティスト。近隣の農家さんから少しずつ大切に育てられたお花を採花、乾燥、花束へと慣れた手つきで仕上げていきます。

米須さんのドライフラワーは、品質にとても定評があります。なぜなら、自社の乾燥庫で細部に渡り神経をとがらせながら、花によってその乾燥具合を変えていく技術が優れているからです。そしてそのようにして、長年培った温度・湿度管理から作り出される”自然”を宿した花々は、愛おしさの表情と時間をギュっと凝縮した美しさへ移り変わります。

「生花の時には綺麗でも、ドライフラワーにすると花茎に病気の症状が出る時があるのよっ。だから健康な生花じゃないと私が納得出来るドライフラワーにはならないのっ！」そう言いながら、にこやかにほほ笑む米須さんの表情には、花への愛情や思いやりと強い信念が垣間見えます。

日本で流通するドライフラワーの多くは、海外産

日本総合園芸は、「遠くの隣人より、近くの隣人を手助けしたい」という想いから米須さんの素敵な取り組みを応援しています！もちろん、国内産が良くて海外産が悪いとは毛頭考えていません。自然や花を愛する心には、国境がないと信じているからです。ただ、四季が豊かな日本の良さは、大切にしたいと思っています。また私たちは、いつも花を愛する心が波紋のようにたくさんの人に届けば、もっと穏やかで平和な世界になるのでは！？と少しばかり妄想しています。

皆さまの日常にあらたな息吹を

私たちがお届けするドライフラワーは、”暮らしに寄り添う自然”をキーワードにしています。化学的に染色したモノが日常に溢れている昨今、生活に密着したものだからこそ不自然な自然に違和感を感じずにはいられません。躍動する生命力から誕生する一瞬の輝きは、何事にも代え難い美しさを秘めています。飾らない姿にこそ本質的な輝きがあると。

自然の旋律から産声をあげた花々と米須さんの愛情が詰まった”暮らしに馴染む自然”が印象的な花束は、ちょっとした空間の演出や大切な方へのプレゼントなどその用途は様々です。「良いものは、時代を超える」、そう私たちが信じているドライフラワーを是非この機会に、皆さまに感じていただきたいと思っています。