～目覚めの季節と芍薬～

旅の途中

～目覚めの季節と芍薬～

新潟の雪深い地域にも春が訪れている。
あらゆるものが目覚めだしていく。

例えば残雪から流れ出でる冷たい水。
キラキラと弾けるように水路を駆けていく姿に、私の心も躍る。

これから、花業界を彩る芍薬もまた
その深い眠りから目覚める。

芍薬は、雪下の温度や湿度が一定に保たれることで、
良質な花へと変貌を遂げる。産地が北に多いのも納得がいく。

自然の摂理は、普遍。
今年もまた、見事に蕾をひらかせるであろう芍薬で暮らしを彩りたいものだ。

文　太郎社長（中村太郎）

～目覚めの季節と芍薬～

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