いろんな松で、迎春を。

いろんな松で、迎春を。

常に青々とした葉を持つ松は、古来から縁起の良い植物とされ、長寿の象徴とされてきました。皆さんが松を意識するのは、やはり年の瀬が迫る頃でしょうか。お正月に向けて利用される松にも、さまざまな種類があることをご存知でしょうか?今回は、そんな松を皆さまにご紹介します。

若松- ワカマツ-
若々しい生命力があり、また端正な美しさが喜ばれ、格花に用いられます。
細長い形状で、門松や門柱につけるしめなわ飾りなどにも使われます。

枝若松- エダワカマツ-
枝つきの若松で、一番ポピュラーな松といえるでしょう。
迎春の活花用の盛花に使用されます。出荷までには、3年の月日を要します。
葉の長さと色で、その品質の良し悪しを確認できます。

大王松- ダイオウショウ-
アメリカ大陸原産の松。樹高・葉の長さともに巨大になるので大王松と呼ばれています。その特有の存在感から、正月花やアレンジメント等で重宝されています。大きな花とダイナミックに活けると、力強い作品に仕上がります。

根引松- ネビキマツ-
根がついたままの松で、「地に足がつくように成長し続ける」という意味があるため、一年の初めに思いを新たにしたいという願いが込められています。

雌松- メンマツ-
日本全国にある松の中で、最も目にする機会が多い赤松。 同じくらいよく知られる黒松(雄松)と対になる存在で、細くしなやかな枝ぶりが女性的なことから雌松と呼ばれています。葉が柔らかい雌松に比べて、雄松はしっかりした固い葉が特徴です。

五葉松- ゴヨウマツ-
葉が1ヶ所から5枚出るため、五葉松と呼ばれています。語呂合わせの「御用を待つ」とのことから、「仕事が舞い込んでくる」として商売人に好まれ、正月の床飾りや結納などのおめでたい席に古くから用いられてきました。栽培には、5年以上の歳月が必要なため、年々その数は減少傾向です。

蛇目松- ジャノメマツ-
赤松の斑入り品種で、その葉の一部に斑が入るために珍重される迎春花の一つです。他の植物同様、斑が入る希少性とは裏腹に、他の松に比べて弱い性質があります。枯れた葉は、小まめに取り除くのがベストです。