~小休止出来る仲間~

旅の途中

~小休止出来る仲間~

10数年になる友人(育種家)がいる。
ひょんなことから始まった出会いで、
年に数えるほどしか会うことはない。
しかし、いつも互いに向き合って話す時間は、充実している。
少なくとも、私はそう思っているのだが、
なぜそのような感情が泡のようにひょっこり顔を出すのか!?

そこには、相手のことを思うがゆえに、
言いにくいことも言葉にして、しっかり伝えてくれる存在というのが大きい。
人は、歳を重ねると合理的に物事を考える。
自身にとっては非常に心地よいからだ。
ただ、損得勘定なしで相手のことを思い、寄り添えるかは「心の物差し」が必要となる。

小休止出来る仲間
時々、立ち止まることも悪くない。

蝉の音色と青草の匂いがする季節になると、
いつも無性に長野県へ出掛けたくなる。

旅の途中 長野県伊那市
文・写真 太郎社長(中村太郎)

~小休止出来る仲間~