リーマンショック、東日本大震災、コロナ
過去10数年の間に、日本人は幾度となく困難の壁を越えてきた
ただ、続ける事は、想像以上に難しく

時として、“過去”を振り返り、“現実”に唇を噛みしめる
いつも生産者と対話すると、頭が垂れる稲の如く、私の心は敬服している
一鉢一鉢、丁寧に、そして愛情深く見つめる姿は、とても美しい
「栽培は、大変だけど本当に楽しいよねっ！」
そう何度も呟く言葉には、魂の色模様が垣間見える

シンビジューム栽培を通じて、大海原の現代に「平穏の波紋」が広がる日も近いと感じた
そして、すくも洋ラン・石田社長には、またどこかの人生の交差点で出会うことだろう

高い壁を乗り越えた先には、人生の意味がある
そして経験は、いつも嘘をつかない

旅の途中：高知県宿毛市
写真・文　太郎社長（中村太郎）