
旅の途中
~残暑のなか描く、冬景色と正月花~
この瓦版が皆さまの手元に届くころには、
2025年暮れを彩る正月チラシの撮影が終わっているはずである。
例年、残暑が厳しい時期に、冬の寒さに思いを馳せるのは、案外、楽しい。
なぜなら、未来の景色は自身の心次第で、いかようにも描けるからだ。
正月は、日本人にとって特別な節目である。
迎春を彩るさまざまなしきたりや作法が脈々と受け継がれているのも、
そこに永く結ばれる意味があるからだ。
花を愛する人にとって、正月花とともに清らかな心で
新年を迎えることもその大切な一つである。
年の瀬の足音が近づくには、まだ少し時間がある。
だからこそ、やり残しがないように一日一日を大切に過ごしたい。
そして年末には、整った心で新しい年の景色を描きたいものである。
文 太郎社長(中村太郎)
