2017Sep1
一文字留め
片側にスッキリ寄せたいなら
器の中に枝や茎を1本渡して花留めにする方法です。 口の広い器に少量の花を生けたい時などに有効で、「仕切り」を作ることで器の口の広さを自由に調節できます。 留め材にはアレンジ花材の余った茎をて。
(1)花留めの長さを決める
茎を器の口元にあてて長さをみながら、最初は長めにカット。少しずつ短くしてぴったりと合わせます。
(2)切り口の形は器のラインに沿わせて
この器は写真のように端が曲線になっているので、器のラインに合わせて茎の切り口も斜めにする。側面が平らな器の場合は、まっすぐ切ってもかまわない。
(3)花留めのぐらつきをチェック
花留めの茎は器の上の方にセットして下さい。そのほうが後で花材を留めやすいです。花材をもたせかけたときに留め材が外れないように、指で強度をチェックします。
(4)狭い隙間に花を挿していく
茎で仕切りをつけた狭い方の空間に、メインの花から挿していく。ここでは、片方だけに花を入れているが、 仕切りの両側に花を挿してもいい。
(5)少量のものは、片側に流して躍動感を演出
少量の花を器の片側だけにいけ、空間を生かして躍動感のあるスタイルに。垂れる花材をくわえれば、より線の勢いや動きが強調されます。花の分量と空間のバランスをとるのが難しいときは、器を2つ用意し、少し重なるように置きます。左の器は、左側に。右の器は、右側に一文字が入り、花材はすべて狭い方のスペースに生けると良いでしょう。